30歳になっても母から手作り弁当が届く
先週末、母からLINEがきた
「栗のお赤飯炊く予定だからできたら送るね」
お赤飯に栗が入ってる組合せ、私の大好物である
私は母に感謝を伝え、お赤飯が届くのを楽しみに待った
先週一週間ほど食事をする気が起きなかった
たま〜にやってくる、そんなサイクル
いくら食べることを生きがいにしていても、そんなときありますよね
そういうときは料理も作る気が起きない
ただ、夫のご飯を作る必要があるので先週は重い腰を上げて作っていた
誰かと一緒に暮らすということは相手のために生活のリズムを保つ必要があるので、いいかもしれない
そのころ東京には台風が急接近、当初夫婦で予定していた旅行もキャンセルに
旅行に行っていたら母からのお赤飯も予定が合わず送ってもらえなかったと思うと少し台風に感謝
休日の午前中、玄関のインターフォンがなる
母からの宅配便だ
箱を開けるとお赤飯の箱が。
栗がふんだんに入っていてめちゃくちゃ贅沢である
赤飯以外にもお菓子・お野菜も入っていた
そして、母お手製のお弁当も入っていた
卵焼き・茄子の煮物・かぼちゃの煮物・ゴーヤサラダ・いんげんの胡麻和え・ミニとんかつ・とうもろこし
揚げたり、煮たり、巻いたりとどれも手が混んでいる料理だ
夫と食べてね、という意味でどれも二個ずつある
宅配便が届いたとき夫は外出しており、腐る可能性もあるからと勝手に言い訳して全部一人で食べた
最高のランチ
まるで母が最近食欲がない私を見抜いていたように送られてきたお弁当
今、ブログを書きながら写真で見てももう一度食べたい
私の中高時代はお弁当の日々だった
家から電車で1時間ほどの学校に通っていたので、毎朝6時15分の電車に乗っていた
母親はそれ以上に早く起きて、朝ごはんとお弁当を毎日準備していた
仕事もやりながら主婦業もやっていて今思うと頭があがらない
学生時代は当たり前だと思っていてそこまで有り難さも感じなかった
当時はなんにも思っていなかったけれど、今になってこの美味しさはわかる
きっとこれを夫が食べてもそこまで美味しいと思わないかもしれない
美味しいというのは、懐かしさからくるものなのかも
30歳になっても母からのお弁当が届く
ありえないと思う方もいるかもしれない
しかし、私は母親の世話焼き具合にいつも感謝している
母親の料理をあと何回食べられるだろうと思いながら、今回もお弁当をいただいた
今度は帰省して温かいご飯も食べたいな