初めての金継ぎ体験|思い出も継いでいきたい
皿が割れた
皿は割れるものだと前々から思っていたが、割れてしまった
割れる時って大体自分のうっかりが多い
その「うっかり」も相まって不甲斐なさと悲しい気持ちに襲われた
皿は割れるもの(消耗品)だと思ってるので、普段からそんな高価な皿は購入してないのだけれど皿が割れて悲しいのは値段の問題ではなかった
皿を買ったときの思い出まで割れるような気持ちになるから悲しいのだ
今回割れた皿は波佐見焼で、長崎へ旅行へいった際に購入したもの
1点ものではないだろうし「また購入すればいいではないか」と思うが、まったく瓜二つなものを購入しても、割れしまった「それ」には戻らないし全く別ものなのである
また、自分の過ちによって割ったものなので全く同じものを再度購入する気にもならない
「割れてしまった」思い出のほうが強く残ってしまうような気がするのだ
金継ぎという選択肢
夫に「皿が割れた」と伝えると一言目に「また購入すればいいじゃないか」と慰められ、二言目に「金継ぎというものをやってみるか?前からやってみたいと思っていた」という提案がきた
金継ぎ・・・存在は知っていたものの高価な皿に対し、やるイメージだったので目からうろこだった
そうか安い皿でも金継ぎしたいと思えばすればいいのか
そこで、Amazonで金継ぎキットを探してみることに
初心者の金継ぎキットは評価が高いものだと約8,000円ぐらいした
初めて行うものだし、そこまで高価なキットではなくていいと思っていたところ
まさか、minneというハンドメイドマーケットで金継ぎキットが3,500円で売られていたのだ↓
キットの商品紹介文には私のためのものです!みたいな文章が書いてあった
いつかは金継ぎと思っていた方
全部用意しました。
そのまま机上に出して、すぐ始められます。
但し、本金継ぎや本金ではないため、電子レンジなどには対応していないとのこと↓
試しに初めてやるのだからいいではないか、と思い購入
本金継ぎや本金ではありませんのでご了承下さい。つけ置き洗い、電子レンジは本金継ぎともども出来ません。ご理解の上ご検討ください。
キットが届く
早速キットが届いた
100円均一の簡易的な道具で作られたキットだったが、必要なものは全て揃っていてありがたい
また金継ぎの動画もついているので、それを見ながら金継ぎを始めた(夫が)
金継ぎ開始
まず、お皿の割れた部分をなめらかにするために削る
削ってついた破片を綿棒で拭き取る
皿用ボンドを塗り、接着
その状態で約一日放置する
1日経過後、カッター(付属品外)で削っていく
きれいに削れた
そしてここから金継ぎ
物思いに塗っていく
太さも自由だよ
そして完成!
こちらも1日程度乾燥させたら使えるようになる
金継ぎで思い出も引き継がれる
金継ぎをして、次落としたら終わりだなという気持ちになったのでこのお皿に対する取り扱いが更に丁寧になった
金が入っていて美しく、一つのデザインのようにも思える
金継ぎして思い出も引き継がれた気持ちになり、金継ぎを提案・やってくれた夫に感謝
壊れて元通りにならないものも世の中には多く存在するが、直せるものはこれからもどんどん直していきたい