【レシピ】はらこ飯|毎年続けていること
毎年恒例「はらこ飯」
4年前から毎年続けていることがある
それは仙台の郷土料理「はらこ飯」を食べること
「はらこ」とは地方で、いくらを指す言葉
4年前仙台出身の夫に、はらこ飯という存在を教えてもらった
秋鮭を醤油ベースのつゆで煮込み、その煮込んだつゆでご飯を炊く
炊けたごはんの上に煮込んだ秋鮭といくらを載せた食べ物である
初めてはらこ飯の存在を知ったとき、こんなに美しい食べ物があるのか、ということに感動した
サーモンいくら丼とは全く別の食べ物なのだ
存在を知ったときから毎年、秋になると作って食べている
今日はそのレシピを紹介します
旬が終わるまでに是非一度食べてほしい
はらこ飯 材料(2人分)
- 米 1.8合
- もち米 0.2合
- 生鮭 2半身
- はらこ(いくら、味付けされてないもの) 適量
- 醤油 66ml
- みりん 66ml
- 酒 66ml
- 砂糖 小さじ2
レシピ
1.米ともち米はといでザルに上げておく
2.鮭は皮をはぎ、厚さ5〜7mmくらいの刺身状に切る
3.はらこはほぐしてザルに上げ、水気を切る
※スーパーの鮮魚コーナーの方に頼めば、ほぐしてくれる場合があります
ご自身でほぐす際はこちらなど↓を参考にしてください
4.鍋に調味料を入れ煮立たせ、2の鮭を一切れずつ入れ、身が崩れないように煮る
煮る際、鮭は裏返すと身崩れするので、煮汁をかけて煮込む
煮すぎると身が固くなるため、弱火で5分程度
火が通ったと思ったらやめて良い
5.火を一度止め、煮た鮭を取り出す
6.3のはらこ(いくら)に4の煮汁を玉じゃくし1杯程度加えて混ぜておく
7.釜に1の米・もち米全てと、4の煮汁を半分入れ、2合のメモリまで水を入れ炊く
8.炊きあがったらよく混ぜる
9.器に盛って、5の鮭を並べはらこをふりかける
完成!
好きな分だけ器にもっていただきましょう
はらこ飯の歴史
宮城県には大小さまざまな河川があり、秋になるとサケが産卵のために遡上する
そのため、白サケの漁獲量は全国トップ
「はらこ飯」は、伊達政宗公が荒浜の運河工事を視察した折に、領民から献上されたことでも有名政宗公に献上する以前から、阿武隈川に遡上してくるサケを地引網で獲っていた地元の”漁師飯”として食されていた。各家庭によって味付けが異なる
現代では煮上げたサケ、サケの煮汁で炊いた米、煮汁にくぐらせたいくらをそれぞれ盛り付けるが、昔はすべてを混ぜ合わせた「混ぜご飯」だったという
引用:
食育 はらこ飯知識
食べるなら、天然鮭を
- 天然の鮭は、高タンパク・低脂質なヘルシーな食材で、栄養バランスがよい
- 天然鮭の脂肪割合が10%以下なのに対し、養殖鮭はどれも10%以上
カロリーも高く、天然鮭の代表「秋鮭(しろさけ)」と比べると約50%以上も高い - 秋鮭のタンパク質は消化・吸収が良いことで知られているので是非旬の時期に鮭を食べてください!
イクラはプリン体が少ない食べ物
- イクラを食べすぎると痛風になる!と思われがちですが、イクラのプリン体は意外と少ない
プリン体が高いと言われているレバー類(210~320mg/100g)、白子(300mg/100g)、一部の魚介類 エビ、イワシ、カツオ(210~270mg/100g)に比べイクラは3.7mg/100gで約200分の1 - 「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン」ではイクラはプリン体が極めて少ないに該当している
だからといって食べすぎてはいけませんが、痛風になりやすいというのは誤りのようです! - イクラは考えたり体を動かしたりするのに欠かせないDHAや、動脈硬化を抑える効果があるEPAが含まれている
DHAやEPAはマイワシやサンマなどにも多く含まれているが、イクラのほうがもっと多く含まれています!
生活習慣病予防に効果があり、脂肪代謝を活発にしてくれます
是非「はらこ飯」をつくり、秋の旬を味わってみてください!